狩猟免許、銃所持までの道のり

北海道には広大な山野があり、多くの動植物が暮らしていて、食味的にも法的にも利用可能なものが少なくありません。山野での食料調達、特に鳥獣を獲る「狩猟」に憧れ、狩猟免許取得と銃所持に向けて動き出した僕個人の道のりを、今後、リアルタイムにトラッキングすることにします。

狩猟への憧れは、その圧倒的な「旨さ!」から

山菜やきのこの採取は大好きで、よく独りで山や沢に入り、春は山菜の行者ニンニク(別名アイヌネギ、キトピロ、ヒトビロ、プクサ等)、アズキナ(ユキザサ)、コゴミ(クサソテツ)、タラノメ、ウド、シドケ(モミジガサ)、ヤチブキ(エゾノリュウキンカ)、ネマガリタケ(チシマザサ)などを、秋はきのこのラクヨウ(ハナイグチ)、ボリボリ(ナラタケ)などを採って食べています。
これまで、植物やきのこ以外の山からの頂き物といえば、釣りエサ用のイタドリムシやミミズくらいでした。

銃やわなを使った狩猟に憧れるようになったのは、6、7年前。母のところに顔を出したとき、知り合いからもらったというエゾシカ肉を焼肉にしてくれました。正直、それまで野山に暮らすエゾシカを、見たことはありましたが、食べるなんて考えもしませんでした。でも、美味しそうな焼き色、香り、染み出す肉汁…口に運ぶのに何の抵抗もありませんでした。

ぱく。

「うっ…うまい…旨すぎる!!!!」

柔らかな肉質、濃厚な旨みをたたえた肉汁、豊富なミネラル感、脂がほとんど無い赤身のさっぱりとした後味、そしてほのかに鼻腔をくすぐる大自然のたくましい香り。それらは一瞬にして、僕の味覚をトリコにしてしまったのでした。
それ以来、母からの供給によりエゾシカのモモやロースには不自由せず、頻繁にステーキやロースト、あるいはシカジンギスカンを仕込んでは味わっていました。そうやって美味なる食材・エゾシカ肉に親しんでいくうちに、いつしか郊外にクルマを走らせると頻繁に出くわすエゾシカたちを見て、反射的に「美味しそう」と思うようになってしまいました。私たち人間の暮らしのすぐそばでのびのびと暮らす生命力あふれるエゾシカを、冷凍のおすそ分けではなく、獲れたての新鮮な状態で食べたい。そして、生命を頂くということに対し、自分のなかでもっときちんと折り合いをつけたいという思いもあり、狩猟に強く憧れるようになりました。

狩猟はまた、数が増えすぎて樹木だけでなく農作物まで食べるようになってしまったエゾシカと、僕ら人間が末永く共存してゆくために必要な手段であるとも認識しています。捕食者たる人間のエゴなのでしょうが、人間だって生き物ですから、生き抜くためのエゴがあって当然です。畜産だって、環境負荷や世界的な穀物需要圧迫の問題があり、旧来のスタイルでは、必ずしも持続可能とはいえません。放牧のようなもの、というのは言いすぎですが、水産資源管理におけるTAC制度(Total Allowable Catch)のように、頭数をモニタリングしつつ貴重な食資源として利用することは、共存に必要な手段であると同時に、食料調達の観点からもとても良いことだと思います。

後半は付け足しのようになってしまいましたが、そういうわけで、狩猟免許を取るぞ!猟銃を持つぞ!というモチベーションが生まれたというお話でした。

「狩猟免許」と「銃所持許可」は全く別物!

狩猟をやりたい!と思い立っていろいろ調べたり人に聞いたりするようになって最初に分かったことは、「狩猟免許」と「銃所持許可」は全く別物だということです。

考えてみれば、スポーツとしてライフル射撃をやりたい人にとっては、狩猟免許は不要なわけですから、セットにされても困りますよね。逆に、狩猟をやりたい人でも、銃を使わず「わな」や「縄」で獲物を獲りたいという人は、銃の所持許可を得る必要はありません。

狩猟は「鳥獣を狩る」ことが目的であり、鳥獣保護法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)によって必要事項が定められているのに対し、銃剣類の所持許可に関しては銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)によって規定されています。

種類 根拠法令 窓口 監督官庁(国)
狩猟免許 鳥獣法 都道府県庁 環境省
銃の所持許可 銃刀法 都道府県の公安委員会 警察庁

大日本猟友会ウェブサイトより(http://www.moriniikou.jp/index.php?itemid=39

実際に「猟銃で狩猟したい」と思った場合は、狩猟免許と銃の所持許可の両方の手続きを行わないといけない、ということですね。

と、書いているうちに時間が迫ってきました。
きょうはこれから狩猟免許の試験です 笑

合否、そして続きはまた後日。

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